(1)睡眠不足になることの影響
①太る
睡眠不足になると、満腹感を知らせるレプチンというホルモンの分泌が減り、食欲を刺激するグレリンというホルモンの分泌が増える。結果どんなに食べても満足できなくなってしまい肥満に繋がってしまう。
②免疫力が下がる
睡眠不足になると、ホルモンのバランスが崩れ、免疫の働きがおかしくなる。
また、アレルギーは免疫と大きく関わっているので、睡眠が取れていないと悪化する危険もある。
③運動機能が下がる
心肺機能が低下してしまい、心血管、代謝、呼吸機能が下がり、筋肉に乳酸が溜まるのが早くなる。血中酸素飽和濃度の低下。血中の二酸化炭素の増加。運動時に汗をかいて身体を冷やす機能の低下。と言ったようにかなり多くの項目で機能が下がる。
④集中力、パフォーマンスが下がる
徹夜したらどれだけ集中力、パフォーマンスが下がるかは、皆さん経験からわかると思います。しかし、とある実験によると6時間睡眠を10日間連続ですると24時間起き続けている人と同じレベルまで下がるとの事です。ちなみに4時間睡眠の人は6日間で24時間起き続けているレベルに、また11日目に入ると48時間起き続けている人と同じレベルになるそうです。
⑤記憶力が下がる
睡眠中にはその日に憶えた事や起きたことを整理し、脳に定着させる役割がある。
なので睡眠不足が続くと憶えている量が少なくなってしまう。
※寝る前に憶えた内容はより記憶が定着しやすい。つまり寝る前の学習効果は高い。
他にも
生活習慣病を発症してしまうリスクが大きくなる
(2)何時間寝れば良いのか?
遺伝子的に個人差はあるが、理想は7~8時間と言われている。
最低でも6時間。それ以下は短命という報告がある。
日本はそもそも平均睡眠時間が世界100ヶ国中ワースト1位の平均6時間30分。
なかでも40%の人は6時間未満。